第4話
スポーツ活動に必要な
5つの要素と連盟活動【前編】
5つの要素をシステムとして機能させるために連盟を組織化
第3話では、スポーツ活動に必要なものはお金ではなく、次の5つの要素であると説明しました。「施設」、「グループ」、「プログラム」、「情報」、「指導者」。しかし、これらがただ単に揃っていれば良いというものではなく、これら5つの要素が一つのシステムとしてうまく機能することが大切である、とも述べました。
実は私達日進市ソフトバレーボール連盟は、この5つの要素を一つのシステムとして機能させるために組織化しているのです。それでは、連盟をどのように組織化し、どんな活動やメンバーが5つの要素と密接に関係しているのかを、今回は掘り下げてみたいと思います。これを読まれた方々が、「なるほど!」とご納得頂き私達の連盟活動に一層ご理解ご協力頂ければと思います。また、もし「これは真似したいなぁ~」なんて思われる連盟活動があれば、より、このソフバアラカルトで本テーマを取り上げた意義があると思います。
連盟の組織化 ~「施設」と「グループ」~
まず「施設」と「グループ」について取り上げます。なぜ、最初にこれを取り上げるかと言うと、スポーツをやる上で、5つの要素の中で2つともより重要な要素だからです。
特に「施設」は最も重要です。「施設」はい言い換えれば“場所”です。つまり、練習場所、交流会の会場(場所)のことです。この“場所”の確保なくして、連盟活動はありえないわけですから、「施設」を押さえれなければ、連盟の存在さえ危うくなるわけです。
そこで連盟では、「施設」を確保する専任者として、“サイトスタッフ”というポジションを設け、“サイトスタッフ”には、連盟の役員として活動してもらっています(連盟組織について)。
“サイトスタッフ”は、連盟事業である、毎週の土曜日練習の場所、4回/年の連盟主催交流会実施場所等の確保を責任を持って行ってもらっています。ここ数年市スポーツセンターのようにスポーツ環境の整った施設を確保しにくくなり、サイトスタッフは苦労されています。
次に「グループ」です。連盟は現在8つのグループ(チーム)で構成され、会長、副会長、サイトスタッフ、会計等の役員を、各チームから選出頂いています。連盟会員数が約80人ともなると、それぞれ価値観が異なる会員を1つの枠でまとめることは困難です。そこで、連盟会員に各自の価値観に合った集団(=チーム)に所属頂き、チームを通してまた、個人的にも連盟活動を行えるようにしています。従って、各チームや個人の活動の“質”が連盟全体の質の向上につながります。*「グループ」の数が問題ではないので、連盟内では個人で自由にグループを立ち上げることも可能です。
この「グループ」また、個人での活動は「施設」とは違って無形のものなので目に見えにくい、にも関わらず重要な要素ですから、この「グループ」や個人と連盟がうまく連携することが大切です。各活動のベースである、「グループ」及び個人、それぞれの“基本的考え方“と”連盟の意思”にズレが生じないよう、また生じても拡大しないような配慮を常に連盟は行う必要があります。
「プログラム」は、“やればいい”というものではない。反省が大切。
「プログラム」、これは、連盟の活動においては、連盟事業を指します。連盟事業は次の3つに大別できます。土曜日練習、オレンジリーグ、連盟主催の交流会です。これらの練習・試合の機会の連盟会員への提供がいわゆる、「プログラム」です。
しかし、いくらこれらの機会(=プログラム)を与えられても、それが参加される方々にとってつまらなければ意味がありません。また、その年にうまくいった「プログラム」であっても、同じ「プログラム」を次に(次年度も)同様に提供してもうまくいくとは限りません。
連盟では、「プログラム」の企画、実施だけではなく、何が問題だったか?、その企画は本当に楽しかったのか?、何をもって成功/失敗と判断したのか?、などを客観的に検討、反省し次の企画に生かせるよう最深の注意を払っています。
第5話は、「情報」と「指導者」について。
ここまで、スポーツ活動に必要な5つの要素の内、3つの要素と連盟活動の関係について述べてきました。ここまで読み進められてそろそろ、“疲れたぁ~”、“飽きたぁ~”と思っている人もいるでしょうから、第4話はこのへんで終わりにします。
第5話は、本テーマの後編として、残りの2つの要素の「情報」、「指導者」について述べます。そして、最後にこれら5つの要素を単独のものではなく、システムとして機能させている連盟の運営についてご説明したいと思います。
では、また来月。
本ソフバアラカルトについて、ご意見、ご感想等ありましたら、是非お寄せください。来年の3月まで継続しますので、途中でも方向修正したいと思います。反省に生かすために、宜しくお願い致します。

