第二話 コートの中と外の世界
実社会との境界線
今回は、スポーツにおけるコートの中と外の世界の違いについて分析し、ソフバがなんで楽しいのか?、これから何が大切か?を考えてみたいと思います。
スポーツ空間は長い間、「コートの中」と、「実社会」の2つで考えられて来ました。(図2-1.参照)
「コートの中」という実際のプレイ、ゲーム空間と、「実社会」の間がラインで区切られており、ラインをまたいで中に入るときが、「プレイボール」で、外へ出るのが「ゲームセット」ということになります。ゲームの前のトスは、「コートの中」は、普段の「実社会」とは異なる世界に変貌する、という共同宣言を行う意味があります。ですからソフバでの「お願いしま~す。」は、今から実社会とは決別するぞ、というお互いの宣言であり、「ありがとうございましたぁ~」は、今から実社会に戻ります、と宣言していることになるわけですねぇ、ですからしっかり、ちゃんと挨拶しないといかんわけです。
「コートの外」が自然に膨らむのがソフバの特長か?
しかし、近代のスポーツ空間は、「コートの中」と「実社会」の間にもう一つのゾーンがあるわけです。(図2-2.参照)
この「コートの外」の「ヤレヤレ」ゾーンをいかに膨らませるかが、21世紀の繁忙社会の中のスポーツ観の論点になります。「コートの中」は、自分の個性・能力と向き合う空間であるのに対し、「コートの外」は人と知り合う、コミュニケートする空間なのです。ソフバの場合も、このゾーンをいかに充実できるか、が重要になると思います。もしかしてソフバというものは、意識せずともこのゾーンが、自然に充実していくスポーツかも知れませんねぇ。少人数で性別問わず、幅広い年代がプレーできるスポーツってあまりないですよねぇ。ソフバは一般のスポーツ(一応、レクリエーション)とは異なり、勝負にこだわって激しいトレーニングを積む人はそういないと思います。むしろこの「コートの外」でどんな話題で盛り上がろうか?と考えている人の方が多いかも。
だからおしゃべり、親睦会も大切
この「コートの外」の空間をみなさん“潜在的”に楽しんでいるので、ソフバをやりにきたのに、ソフバ以外のことで自然に、もりあがったり、試合の後にちょっとみんなで一杯、となるわけですねぇ。練習前の準備体操でも、練習で怪我しないように真剣に体操する人の方が少なく、私語を楽しんでいる人が多いのも、このことが原因だと思います。
(会長注釈:連盟の皆さんへ、準備体操はケガ予防の為にも、とても重要です。サボっている人には保険を認可しません!みなさんサボらないように!)
どうですか、みなさん、「コートの中と外の世界」なんて今までで考えたことありますかぁ~?きっとほとんどの人は「ソフバが楽しいからやるんだぁ」とぐらいしか思っていませんよねぇ。実はソフバ本体の楽しみは4割で、残りの6割は「コートの外」が楽しいからソフバを続ける人が多いのです。←これ、私自身の感覚ですが....
第3話は、スポーツに必要なものは何か?
次回は、スポーツを充実するために必要なものは、いったい何なのか?お金?ですか?「金の切れ目が縁の切れ目」なんて言いますが、お金は大して重要な要素ではないのです。もっと重要な要素がたくさんあるのですねぇ、実は。では、次回もお楽しみにぃ~!!

